HIVは、英語の「Human Immunodeficiency Virus」の頭文字をとったもので、ヒト免疫不全ウイルスのことです。
| Human | ヒト | |
| Immunodeficiency | 免疫不全 | 免疫(体を病気から守る抵抗力)の働きが低下 |
| Virus | ウイルス |
エイズは、英語で「Acquired Immunodeficiency Syndrome」の頭文字をとった、「AIDS」もので、HIVに感染することにより発症します。日本語では後天性免疫不全症候群といいます。
| Acquired | 後天性 | 遺伝ではない(生まれつきでない) |
| Immune |
免疫 |
免疫(体を病気から守る抵抗力)の働きが低下 |
| Deficiency |
不全 |
|
| Syndrome | 症候群 | いろいろな症状が現れる |
HIVに感染すると数週間後に、インフルエンザに似た症状(発熱・筋肉痛・頭痛など)が現れる場合があります。
その後、無症状の期間(無症候期)が数年から十数年続きます。
この間に、体を病原体から守る仕組みである免疫という機能の中心である白血球の一種(ヘルパーT細胞)が破壊され、免疫の働きが低下します。
免疫力の低下が進み、免疫が正常に働かなくなると、日和見感染症(※)を発症するようになります。特に日和見感染症等の「指標疾患」を発症した場合、エイズと診断されます。
※日和見感染症::本来なら自分の免疫力で抑えられるような肺炎などの病気
現時点で、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできませんが、抗HIV薬を服用する抗HIV療法により、体内のHIVの増殖を抑え、免疫力の低下を防ぐことができます。
早期に感染を知り、治療を始めることにより、HIVに感染していない人と同じように長く、健康的な社会生活を送ることができるようになりました。
最近では、複数の抗HIV薬を合剤にした1日1錠の服薬ですむ薬も登場しています。なお、エイズ発症後での治療は、発症前と比べて難しくなるため、より高い治療効果を得るためには、HIV感染を早期に発見し、早期治療につなげることが大変重要です。
広島県内では、匿名・無料の検査や土日夜間の検査を行っている機関があります。下記のリンクから該当のページをご参照ください。
また、県内保健所等で相談することも可能です。「感染していないか不安」「いつ検査をすればいいか分からない」という方はお気軽にご相談ください。
HIVに感染しても、感染を早く知り、治療を早期に始め、継続することにより、エイズの発症を防いで、感染していない人と同じくらい長く、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。
治療を継続することで、血液中のHIVが見つからないレベル(検出基準以下)まで下げることができ、HIV感染者やの状態が6か月かそれ以上続いていると他の人に性行為でHIVが感染することはありません。このことを「Undetectable(検出不能) = Untransmittable(感染不能)」から「U=U」と呼ばれています。
HIVに関する偏見や差別を解消し、HIV感染およびエイズ発症の報告数を減らしていくためにも、U=Uのメッセージが広く知られることが重要です。