県内のため池の概況
印刷用ページを表示する掲載日2025年6月11日
ため池とは
ため池とは、降水量が少なく、流域の大きな河川に恵まれない地域などで、農業用水を確保するために水を貯え取水ができるよう、人工的に造成された池のことです。
県内には、約1万6千箇所の農業用ため池があり、その数は、兵庫県に次いで全国第2位となっています。
ため池の役割と課題
ため池は、農業用水(全体の約3割)の確保という役割を担うとともに、洪水調節、地下水涵養、親水空間の提供といった多面的な機能を有するなど、重要な地域資源にもなっています。
一方で、これらのため池の中には、江戸時代以前に築造されたものが多く、老朽化が進んでいる状況であり、さらに近年の局地的な豪雨の頻発や大規模地震の発生が懸念される中、ため池の安全性の確保が課題となっています。
また、ため池の維持管理の多くは、農家(受益者)が担っている状況であり、農家数の減少や高齢化により、きめ細かい管理が困難になっています。
ため池の分布状況
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